【宝塚歌劇団】伝説のトップ・早霧せいな、異例の再主演 「るろうに剣心」の主人公を再び  

「るろうに剣心」に主演する元宝塚歌劇団雪組トップスターの早霧せいな 「るろうに剣心」に主演する元宝塚歌劇団雪組トップスターの早霧せいな

 元宝塚歌劇団雪組トップ、早霧(さぎり)せいなの主演舞台「浪漫活劇『るろうに剣心(けんしん)』」が10、11月に東京と大阪で上演されることが16日、発表された。和月(わつき)伸宏氏の人気漫画を舞台化。早霧はトップ時代に原作の初舞台化で主人公の緋村(ひむら)剣心役を演じており、宝塚トップが退団後に同じ作品で男性の主人公を演じることは異例。

 “伝説のトップ”が、退団後に再び、当たり役に臨む。トップ時代、主演した大劇場作5作すべてにおいて、稼働率100%超という宝塚歌劇団初の偉業を成し遂げた早霧。「ルパン三世」など漫画原作の舞台化も多く、「るろうに剣心」の剣心役もその1つ。相手役に退団の意を告げた公演でもある。

 早霧は芝居巧者であり、卓越した運動能力、漫画から抜け出たような端正な容姿で剣心役を熱演。演出の小池修一郎氏に「美しい容姿とリアルな演技力の絶妙なバランスで、漫画の非現実的な役にも説得力を持たせる」といわしめた。

 「エリザベート」などのように、退団後、元トップが宝塚時代の主演作と同じ原作作品に出演し、ヒロインを演じることはあるが、同じ男性の主人公を演じることは珍しい。

 今回も脚本・演出は、前回の舞台同様、宝塚歌劇団の小池氏が務める。ヒロインの神谷(かみや)薫役は上白石萌歌。斎藤一(はじめ)役を広瀬友祐、四乃森蒼紫(しのもり・あおし)役に三浦涼介、武田観柳(かんりゅう)役を上山竜治、加納惣三郎役を松岡充が演じる。

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 早霧は女性の主人公を演じる、退団後初の主演ミュージカル「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(大阪市北区、シアター・ドラマシティ)の初日を19日に控えている。女優としての経験をプラスし、新しい剣心を見せてくれそうだ。

 原作漫画は平成6年に連載がスタートし、シリーズ累計発行部数6000万部超の人気作。テレビアニメ化や実写映画化もされており、28年には早霧主演で宝塚歌劇団が初舞台化した。

 今回の舞台は、明治11年の東京、薫風の章が中心。緋村剣心は、かつて人斬り抜刀斎(ばっとうさい)と呼ばれたが、不殺(ころさず)の誓いを立て逆刃刀(さかばとう)を手に流浪人(るろうにん)となった男。「人を活かす剣」を信じる真っすぐな瞳の少女、神谷薫ら大切な人たちと出会いながら、罪の答えを模索する姿が、動乱の時代を生き抜いた者たちを交えて新たな演出で描かれる。

 公演は、東京・新橋演舞場で10月11日~11月7日、大阪松竹座で11月15日~24日。チケットは7月28日に発売される。問い合わせは梅田芸術劇場(東京・電)0570・077・039、(大阪・電)06・6377・3800。

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