千葉さな子墓

坂本龍馬という男はとにかくモテモテでした。そんな龍馬を愛して愛して愛し抜いた女といえば? そう、千葉さな子ですね。龍馬は江戸に剣術修行に出ていて、その時に修行を積んだのが千葉定吉道場。今の東京駅の近くにあった道場です。定吉にはさな子という娘がいて、さな子は龍馬と恋に落ち、2人は婚約したとされています。実際に龍馬は乙女姉さん宛ての手紙の中で、さな子のことを紹介しています。「かほかたち平井より少しよし」という紹介の仕方もまた龍馬らしい(笑)。「顔だちは加尾(平井加尾)よりも少し良い」と書いているのです。加尾は龍馬の初恋の人。乙女姉さんも加尾とは面識があるので、「加尾よりも少しだけかわいい女だよ」と、加尾との比較でさな子を紹介してるんです。加尾にとったら失礼な話ですし、さな子にとってみても「加尾よりは少しだけかわいい」と書かれてるってことは、めちゃくちゃかわいいわけではないってことなので、これまた失礼な表現なわけです(笑)。結局2人は結ばれることはありませんでした。しかしさな子はその後も結婚はせず、「龍馬の妻」として生きていくのです。さな子はその後東京・千住で千葉灸治院を開業し、生計を立ててました。そこの常連に小田切謙明という政治運動家がいました。小田切は身寄りのないさな子のことを不憫に思い、彼女を地元の山梨Mに呼び寄せたりしました。ということで、彼女の墓は山梨にある小田切家の墓にあります。彼女の墓石の裏にはしっかりと「坂本龍馬室」と刻まれてるのです。これを目の当たりにすると、なんだか切なくなるのは私だけじゃないはず… ※「室」とは「妻」という意味

所在地: 山梨県甲府市朝日5-2-11

投稿者: ryomaky

  • このエントリーをはてなブックマークに追加